家庭生活「楽しい」子供は高比率で「将来結婚したい」 滋賀県意識調査

産経ニュース
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 現在の家庭生活を楽しいと思える子供ほど、
「将来結婚したい」と考えている比率が高い傾向にあることが、
県の子供に対する意識調査で分かった。
県子ども・青少年局は「調査の結果を、今後の少子化対策などの取り組みに反映させたい」
としている。

 県子ども・青少年局は今年7月、県内の小学5年生、中学2年生、高校2年生の
各1500人を対象に、アンケートを実施。
質問項目を郵送し、83%に当たる3737人から回答を得た。

 この調査で、「家庭生活は楽しいか」と質問したところ、
「楽しい」「だいたい楽しい」と答えた比率は、
小学生が97・9%、中学生が92・0%、高校生が88・7%と、
年齢が上がるにつれて低下する傾向がみられた。

 一方、「将来結婚したいか」という問いに対しては、
「結婚したい」「どちらかといえば結婚したい」と答えたのは、
小学生で66・6%、中学生で75・8%、高校生で80・8%。
こちらは、年齢が上がるにつれて増加した。

 これらの回答を組み合わせて分析したところ、
家庭生活を「楽しい」とした子の57・0%が「将来結婚したい」と答えたのに対し、
「楽しくない」とした子で将来結婚を希望したのは46・0%。
現在の家庭生活が「楽しい」と思っている子の方が、
将来結婚したいと考えていることが判明した。

 また、「将来子供を持ちたいか」という問いに対しても、
「持ちたい」と答えたのは「楽しい」子供が
66・4%で、「楽しくない」子供の50・2%を上回った。

 県はこれらの調査・分析結果について、現在作成を進めている
「淡海子ども・若者プラン」の基礎資料として活用する方針。
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