定期予防接種、子どもの水ぼうそうと高齢者の肺炎球菌感染症が対象に追加

ReseMom
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 内閣府政府広報室は、暮らしのお役立ち情報として、
水ぼうそうと高齢者の肺炎球菌感染症が 
定期予防接種の対象に加わったことを紹介している。

 インフルエンザ、肺炎、水ぼうそうなどの感染症は、
かかった本人や周囲の人だけでなく、流行すると社会に大きな影響を与える。
そうした感染症を防ぐために有効だと言われているのが、事前の予防接種だ。

 定期予防接種は、予防接種法に基づいて、
病気ごとに接種の対象となる年齢などの条件が定められており、市町村が実施する。
定期予防接種には費用の助成があり、無料または実費より低い負担で
接種を受けることができる。
2014年10月からは肺炎球菌感染症、
水ぼうそう(水痘)が定期予防接種の対象に追加された。

 インフルエンザや肺炎球菌感染症は、高齢者が感染すると肺炎などを引き起こして
重症化しやすい病気。
若い人に比べて、早期の段階でも呼吸不全に陥りやすく、
急に悪化して心不全を引き起こすなど、命にかかわることが多いので、
早期発見・早期治療が必要だ。

 水ぼうそうは、空気感染、飛沫感染、接触感染によって広がり、
年間100万人程度が発症し、うち90%以上が9歳以下の子どもだとみられている。
一部は重症化し、年間4,000人程度が入院し、20人程度が死亡していると推定されている。
水痘ワクチン1回の接種で重症の水痘をほぼ100%予防でき、
2回の接種で軽症の水痘を含めて発症を予防できるという。

 定期予防接種の受けられる場所(医療機関など)や摂取費用など詳細については、
各市町村に問い合わせが必要。
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