財田保育所が入賞/地産地消献立コンテスト

SHIKOKU NEWS
------------------------------------------------------------------------------------------------
 農林水産省の「第7回地産地消給食等メニューコンテスト」の
学校給食・社員食堂部門で、香川県三豊市財田町の
財田保育所(白川久美子所長)が入賞した。
地元農家と連携して旬の食材を活用しているほか、
農作業の体験なども行っており、食への関心を高める活動が評価された。

 同コンテストは食料自給率の向上や地産地消の推進が狙い。
「学校給食・社員食堂」と「外食・弁当」の2部門に全国から計約140件の応募があり、
メニューの内容や食育への取り組みなどを基準に審査が行われた。

 財田保育所は「香川まるごとふるさと給食」と題したメニューで、
農林水産大臣賞、文部科学大臣賞に次ぐ農水省食料産業局長賞に輝いた。
地元特産「たからだ米」のおこわや、三豊ナスの夏野菜ポン酢のせ、
小豆島のふしめんや伊吹のいりこを使った白みそ汁といった内容で、
使った食材の約8割が県内産という。

 また、普段からの取り組みとして、地元の道の駅や農協などと連携し、
年間献立の作成や旬の野菜の活用を実践、
料理で季節感を伝えるとともに材料費の削減にもつなげている。
地域住民の協力を得て、3歳児は保育所内の菜園でゴーヤーやトマト、オクラなど
12種類の野菜を栽培、収穫を手伝って食物への関心も高めている。
このほか、ちょっとした工夫で栄養素やおいしさを高めるレシピを
定期的に保護者に配り、朝ご飯の習慣化を促している。

 白川所長は「『地域の子を地域で育てる』活動が評価されてうれしい。
さらに多くの人々を巻き込み、子どもに食事の楽しさを伝えていきたい」と話している。
------------------------------------------------------------------------------------------------