企業が保育所探して育休従業員の復帰支援

NHK NEWS WEB
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保育所の空きを待つ、いわゆる「待機児童」の解消が課題となるなか、
企業の間では育児休業を取得した従業員が円滑に職場復帰できるよう
保育所探しなどを支援する取り組みが広がっています。

このうち大手商社の「三菱商事」は育児休業から職場に復帰する従業員を支援するため、
専門のスタッフを新たに配置し、保育所の定員や募集時期などの情報を集め、
従業員に提供する取り組みを来年度から始めます。
また、従業員どうしが保育所に関する情報などを
やり取りできる専用のサイトも設けることにしています。
女性活躍・ダイバーシティ室の泰田美賀子室長は
「働く意欲のある女性社員が自分の復帰したい
時期に会社に戻れるような環境を整えていきたい」と話しています。
このほか、「ヱスビー食品」が、ことし6月から
外部の業者に委託して保育所に関する情報を従業員向けに案内しているほか、
損害保険大手の「三井住友海上」も来年1月に情報提供を始める予定です。
厚生労働省によりますと、保育所の空きを待っている「待機児童」の数は、
ことし4月の時点で2万1000人余りに上っており、
企業の間では今後、保育所探しなどで
従業員の職場復帰を支援する取り組みが広がりそうです。
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