「子育て支援員」制度、要綱案を了承 厚労省有識者委

朝日新聞
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 来年4月の「子ども・子育て支援新制度」開始に合わせて新設される
「子育て支援員」制度について、厚生労働省の有識者委員会は
16日、必要な研修の要綱案を了承した。基本研修8時間に分野ごとの専門研修が加わる。
今後、厚労省が正式に決め、自治体が研修を実施する。

 子育て支援員は、女性の活躍推進策として6月の成長戦略に創設が盛り込まれた。
乳幼児の保育所や小学生を放課後に預かる学童保育などで子どもの世話役になる。
小規模保育(定員6~19人)などの保育施設で保育士などと一緒に働く場合は、
研修の受講が条件となる。学童保育や児童養護施設などで働く人には、
受講は義務とはしない。

 基本研修はすべての受講者共通で、
子育て家庭の現状や子どもの発達について学ぶ。
専門研修は、小規模保育・家庭的保育など保育事業向けの「地域保育」、
学童保育の補助員向けの「放課後児童」、
児童養護施設向けの「社会的養護」、
地域子育て支援拠点職員向けの「地域子育て支援」の4コースがある。
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