横浜市待機児童252人 申込者数が過去最多

カナロコ
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 横浜市は18日、10月1日現在の保育所待機児童数が252人になったと発表した。
申込者数は5万6682人で、過去最多を更新。
林文子市長は「保育に対するニーズの高まりをあらためて実感した。
受け入れ枠の拡大に向けてしっかりと取り組む」とコメントした。

 市こども青少年局によると、申込者数は4月から3750人増え、
入所児童数は5万2333人で4月から1785人増えた。
横浜保育室や家庭的保育事業、小規模保育モデル事業などの入所児童数は1588人で、
4月から448人増加した。

 区別では、港北区94人、鶴見区51人、青葉区17人、神奈川区14人、
戸塚区13人と続き、保土ケ谷区、栄区、瀬谷区はゼロだった。

 年齢別では、0歳児が109人で1歳児が99人、2歳児が27人だった。
0~2歳児で待機児童全体の約93%を占めており、
鯉渕信也局長は同日の市会常任委員会で
「0~2歳児対応として小規模保育事業に力をいれるほか、
新設保育園の4、5歳児分の空きスペースを
年度限定型保育として活用していく」と述べた。

 また、鯉渕局長は来年4月の保育所申込者数について
「今年は約4千人増え、過去最大の伸び幅だった。
来年も4千人を超えることはないだろうが、3千人台にはなるだろう」と推測。
新規園30園の開設や認定こども園、
小規模保育事業などで約3500人分の枠を確保する考えを示した上で、
「相当厳しい状況にあるが、全力で待機児童ゼロを目指す」と述べた。
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