他の子どもと比較する母親、コミュニケーション不足が一因


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栄養補助食品販売の株式会社RSLジャパン(大阪市、永吉泰典社長)が6月に行った「成長期の子どもの成長に関する母親の意識調査」によると、「自分の子どもと他の子どもを比較してしまう」と答えた母親は約7割。親子コミュニケーションが不十分な親ほど、その傾向が強いことが分かった。調査対象は、10歳から16歳までの成長期の子どもを持つ35歳から49歳までの母親1200人。「自分の子どもと他の子どもを比較するか」という問いに対して、17%が「よくある」、49%が「時々ある」と答えた。一方、親子のコミュニケーションが取れている母親の42%が「ほとんどない」「全くない」と回答。コミュニケーションの有無が、他人の子との比較に影響を与えていることが明らかになった形だ。

また、子どもの成長で気になることはないと回答したのは、コミュニケーションが取れている母親が16.6%、取れていない母親は7.5%と2倍以上の差があった。コミュニケーション不足の母親ほど、子どもの成長を心配している様子が浮き彫りになった。
さらに、子どもの成長について親としてサポートできていると感じる母親は、子どもとコミュニケーションがとれていると答えた母親では21%、まあとれている7.2%、あまりとれていない2.5%、ほとんどとれてない0%という結果に。母親の自己肯定感に、親子コミュニケーションが大きな影響を与えていることがうかがえる。

子どもの成長をサポートできていない理由として「共働きのため、目が行き届かない」「子どもがゲームやスマートフォンに熱中して、注意しても聞き入れない」「習い事や勉強で忙しい」などが挙がった。

RSLジャパンは「仕事や塾の忙しさ、ゲームの普及などから、コミュニケーション不足になり、サポートができていないと子育てに悩む母親が多い。親子間のコミュニケーションが、他の子どもとの比較や母親の自己肯定感に大きな影響を与えている」と分析している。

(取材・記事:堀内優子)



Q. お子さんと、他の子どもと比較してしまうことはありますか?

約7割の母親が自分の子どもと他の子どもを比較している



Q. お子さんと、他の子どもと比較してしまうことはありますか?
  (コミュニケーションの有無による比較)

親子間のコミュニケーションが密であるほど、子どもを比較しない傾向に



Q. お子さんの成長について気になることは?
  (コミュニケーションの有無による比較)

親子コミュニケーションがとれている母親ほど子どもの成長で気になることも少ない



Q. お子さんの成長について、親としてしっかりサポートできていると思いますか?
  (コミュニケーションの有無による比較)

母親の自己肯定感に、親子コミュニケーションが影響を与えている

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