新しい学童、伸び伸び楽しく 盛岡と花巻で開所祝う

くす玉を割り上田第一学童保育クラブの開所を祝う児童ら
岩手日報
------------------------------------------------------------------------------------------------
 盛岡市高松1丁目の上田第一学童保育クラブの開所式は3日、現地で行われた。上田学童保育クラブ父母会(高橋尚子会長)が建設。既存施設(第二学童保育クラブ)に隣接し、児童の放課後の生活環境改善が期待される。

 市や市議会、保護者ら約100人が出席。高橋会長が「今まで以上に子どもたちが安心して『ただいま』と笑顔で帰ってこられる場所になるよう、心を新たにスタートする」とあいさつした。

 施設は木造平屋94平方メートル。キッチンやランドセル置き場などを備える。4月から第一学童は2~6年生40人、第二学童は1年生21人が利用する。第一学童新築には市が同父母会に1200万円を補助した。
八重畑小の校舎内に新たに設置された学童クラブ

 花巻市石鳥谷町猪鼻の八重畑学童クラブ(児童34人)の移設・入所式は3日、移設先の八重畑小(佐々木江里子校長)で行われた。隣接する八重畑振興センター内の仮施設から待望の本設の開所となり、関係者約60人が祝った。
 同クラブ運営協議会の佐藤芳彰会長が「八重畑小児童の3割以上が利用する。地域の宝である子供がすくすく育つよう、より力を入れていきたい」とあいさつ。新入生に学習ノートなどが贈られた。
 同クラブは延べ床面積152平方メートル。同市が総事業費2368万円を投入し、同校の旧保健室と旧図工室を改修した。平日と土曜日、長期休暇に午後7時まで受け入れる。

------------------------------------------------------------------------------------------------