子供1人の夕食なくそう 枚方の民間保育園のボランティア活動広がる

朝御飯を食べる女の子のイラスト(ソフト)


産経ニュース
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 さまざまな年齢の子供たちに夕食を無料で提供している大阪府枚方市楠葉並木の民間保育園「ちいさいほいくえん みんなの里」のボランティアスタッフらがニュースレター「みん里☆0円 こども食堂」約100部を発行した。この取り組みを広く知ってもらうのが目的で、無料で配布している。
 同園は毎週金曜日、両親らが仕事で帰りが遅くなるなどして、1人で夕食をとらなくてはならない子供たちに、無料で食事を提供する「みん里☆0円 こども食堂」を昨年10月に開始。「夕食に子供たちや地域の人々が集い、関係を深めていきたい」というねらいで、園児だけでなく、中学生ら幅広い年齢の子供が集う。口コミで評判が広がり、地元商店や企業も賛同し、米や野菜などの食材を無償で提供している。
 夕食を用意するのは、ボランティアの母親や大学生、育児休暇中の女性ら。ニュースレターも、母親らがボランティアで作製した。今回発行したのは第1号で「春号」と題し、関係者に配布した。
 A4判サイズでオールカラーの2枚刷りになっている。「こども食堂」の献立や食事光景などを写真入りで紹介するほか、地元商店から無償提供してもらった食材を使ったレシピなども記載している。
 次号は夏号で、年4回の発行を予定。同園代表の梅原知子さん(46)は「ニュースレターを見てもらい、より多くの人と交流を広げていきたい」と話している。
 問い合わせは同園(電)072・845・6818。
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