保育施設で男児死亡 両親がうつぶせ寝の禁止など求める


NHK
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 ことし3月、東京・中央区の認可外の保育施設で、うつぶせの状態で寝かされ死亡した1歳の男の子の両親が記者会見し、東京都が設けた検証委員会に対し、子どもをうつぶせに寝かせることを禁止するなどの再発防止策を都に提言するよう求めました。
 この事故はことし3月、企業が従業員のために設けた東京・中央区の認可外の保育施設「キッズスクウェア日本橋室町」で、うつぶせの状態で寝かされていた当時1歳2か月の甲斐賢人くんが心肺停止の状態となり、その後、死亡したもので、都は医師をはじめとする有識者による検証委員会を設けて事故原因などを調べています。
 これについて、両親が29日、検証委員会からヒアリングを受けたあと記者会見しました。この中で、父親は「賢人は大切な宝物だった。施設を運営する会社から聞かされる話が、そのつど変わってきているので、第三者の立場で何があったのかきちんと調べて欲しい」と述べ、検証委員会に対し、事故原因の究明を求めました。そのうえで、両親は再発防止のため、子どもをうつぶせに寝かせることを禁止するとともに、子どもの昼寝の安全が確保されているか、保育施設を抜き打ちで調査することを都に提言するよう求めました。
 検証委員会は年内にも再発防止策を盛り込んだ提言をまとめることにしています。

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