特養に職員向け保育所 中津川、育児と両立支援




読売新聞
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 中津川市苗木の社会福祉法人「和敬会」(上田雅和理事長)が運営する特別養護老人ホーム「ふくろうのもり」内に保育所の「キッズルームふくろうのもり」が開設された。乳幼児を抱える女性スタッフらの職場環境の整備などに加え、地域にも開放したいという。
 「ふくろうの杜」は2005年開設。デイサービスやショートステイなども行っており、スタッフは現在112人。
 キッズルームは駐車場の一角にあり、木造平屋約48平方メートル。内装には県産の杉などがふんだんに使われている。現在、ケアマネジャーの牧野幸代さん(40)(中津川市落合)の次男朝陽ちゃん(8か月)が利用するほか、2人を一時預かりしている。牧野さんはこれまで、実家の愛知県岡崎市から母親に来てもらい、昼休みに自宅へ戻って授乳しており、「職場のそばで預かってもらえるのでありがたいし、うれしい」と喜んでいる。
 保育士は現在2人だが、7月には1人増員。対象は3歳児未満で、最大15人まで入所できる。上田範子施設長は「スタッフが対象だが、近くの働くお母さんたちにも利用してもらいたい。地域の人たちが、安心して育児と仕事を両立できるようになれば」と話している。問い合わせは、ふくろうの杜(0573・62・1250)。
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