2016/07/22

都知事選主要3候補 保育所で「私はこう考えた」


東京新聞
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東京都知事選(三十一日投開票)では、保育施設に希望しても入園できない待機児童問題の解決が問われている。この児童数が二年ぶりに増加に転じる中、主要三候補は、いずれも「待機児童ゼロ」を掲げ、都内の保育施設を訪れている。入園と同様に、保育環境そのものも、働きながら子育てをしている家庭にとって重要な関心事。視察した主要三候補が語った言葉は。 (都知事選取材班)
◆鳥越氏 まずは保育士の待遇改善
 「私たちの社会が、大事な子どもたちを育てる仕事に対して、ちゃんとリスペクト(敬意)を払っていないのではないか」。鳥越俊太郎さん(76)は二十一日、前日の保育現場への視察を踏まえ、保育士の待遇改善が必要だと訴えた。
 鳥越さんが訪れたのは、世田谷区内でゼロ~二歳児の三十一人を預かる小規模な保育室。区が独自に補助している認可外施設で、都の補助はない。保育士資格の取得を目指す男性職員(28)は、月額給与の手取りが十三万円。ベテラン保育士でも二十数万円という。
 鳥越さんは「働いている人たちは、報酬が少ないことに不安を持っている。少なくとも上げる方向で、報酬の問題を解決するのがまず第一だ」と強調した。
◆増田氏 年内に必ず予算確保
 「地域の声を聞いて、さまざまなタイプの保育施設をつくることが必要だ。保育士資格があるのに現場を離れている人たちが、何があれば現場復帰してもらえるのかも検討したい」。増田寛也(ひろや)さん(64)は二十一日、江戸川区の認可保育所と足立区の認証保育所の二カ所を訪れ、政策への思いを口にした。
 江戸川は二十三区で最も出生率が高く、待機児童はトップの世田谷に次ぐ三百九十七人。足立は三百六人で五番目に多い。
 増田さんは知事就任後一カ月以内に、地域別の保育ニーズを考慮したプログラムをつくる意向で「任期中に必ず待機児童をゼロにする。九月、十二月に必ず補正予算を確保する」と支持を訴えている。
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