キャリー・マリガン出産後初の母親役 参政権求める女性描く「未来を花束にして」公開


エイガドットコム
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[映画.com ニュース]実話を基に1910年代に参政権を求める女性たちを描き、キャリー・マリガンが、自身の出産後初の母親役に挑んだ「Suffragette (原題)」が、邦題「未来を花束にして」として2017年1月公開する。「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」で3度のオスカーに輝いたメリル・ストリープが、再び実在する強い指導者を演じる。
女性参政権が成立していない時代、権利を持たず、主張する機会がない女性たちが、階級を超えて連帯する姿を描く人間ドラマ。主人公モードの夫をベン・ウィショー、同志のイーディスをヘレナ・ボナム=カーターが演じる。サラ・ガブロンがメガホンをとり、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(11)アビ・モーガンが脚本を担当した。
1912年、イギリス・ロンドン。24歳のモード(キャリー・マリガン)は、洗濯工場で働く同僚の夫と幼い息子と3人で暮らしていた。ある日“サフラジェット(女性政権運動の活動家)”である友人の代わりに公聴会で証言をし、今とは異なる生き方があるのでは?という疑問を生まれて初めて持つ。その後モードは、WSPU(女性社会政治同盟)のリーダー、エメリン・パンクハースト(メリル・ストリープ)の演説を聞き、デモにも参加するようになる。
ガブロン監督は「(原題の)“Suffragette=サフラジェット”という語彙は、女性の参政権を求める活動家の蔑称としてイギリスのマスコミが作り出したもの。やがてその呼び名が女性運動を指す言葉として定着した。こんな驚異的でパワフルな物語を、今までどうして誰も映画化しなかったのか、不思議だった」とコメントを寄せている。
「未来を花束にして」は2017年1月下旬、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
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