子供の自己肯定感でタスクフォース 文科省が初会合


教育新聞様
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文科省は10月20日、「我が国の子供の意識に関するタスクフォース会議」の初会合を開いた。日本の子供たちの自己肯定感の低さが浮き彫りとなっている中で、その原因と対策について議論する。年内には報告書をまとめる見込み。
会議の冒頭、田野瀬太道文科政務官が「さまざまな調査によると、日本の子供たちの学力は世界のトップクラスではあるが、自己肯定感が低い」と現状を説明。「原因と対策について年内にまとめ、政府の教育再生実行会議と連携していく」とした。
会議では、省内の担当職員と有識者を交えて対策などについて議論を交わした。
教育再生実行会議でも「子供たちの自己肯定感が低い現状を改善するための環境づくりについて」をテーマに提言を示していく予定だ。
(独)国立青少年教育振興機構による4カ国の比較調査によると、「自分がだめな人間だと思うことがあるか」との問いで、「とてもそう思う」と答えた日本の子供たちは25.5%。一方、韓国5.0%、中国13.2%、米国14.2%で、日本の子供たちの自己肯定感の低さが目立つ結果となった。
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