津 幼児教育現場を視察 中国の幼児教諭ら


伊勢新聞様
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津】訪日中の中国杭州市の幼稚園教諭ら二十五人が十八日、津市内の幼稚園と保育園を視察した。幼児の学習活動や園内での生活を見学し、今後の指導に生かそうと熱心にメモを取っていた。

 視察団は、日本の幼児教育現場を学び、日本の幼稚園教諭や保育士と交流するために派遣された。名古屋市や京都市などの幼児教育施設を巡っており、津市では津西幼稚園と清泉愛育園の二カ所を訪れた。
 同市南丸之内の清泉愛育園では、四―五歳の園児三十人が視察団に「ニーハオ」とあいさつし、よさこいを披露。発表会や普段の様子を収めた映像で園の教育方針を紹介した。杭州市の教諭らは施設内をカメラで撮影し、安藤智子園長の話をメモしていた。
 質疑応答の時間には「園児は何人いて、何クラスあるのか」などの質問が飛び出し、安藤園長が「七十人定員だが現在は八十人が生活している。クラスは零歳から五歳まで年齢ごとに六クラスある」と説明した。
 杭州市上城区学前教育発展センターの周穂萍主任は「中国では三歳児から受け入れる幼稚園がほとんど。零歳児から保育園で生活習慣を身につけさせるなんて」と驚嘆。日本の幼児教育について「年齢ごとに細かく指導方針を決めているのはすばらしい」と語った。


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