全米の子どもにボトル投げが大流行、親はイライラ


CNN様
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アトランタ(CNN) 水の入ったペットボトルを放り投げて回転させ、真っすぐに立った状態で着地させる技を競う「ボトルフリッピング」が全米の子どもたちの間で流行し、大人たちが頭を抱えている。この夏からボトルフリッピングにはまったというアトランタ在住のジェンヤ・ディカーロ君(10)は、「初めて着地させた時にはすごいことをやったと思った」と胸を張る。
火付け役は、テレビの才能発掘番組で活躍するマイケル・セネトーさんがユーチューブに掲載したボトル投げのビデオだった。このビデオは600万回以上再生され、同じようなビデオも続々と投稿されている。
ジェンヤ君の兄のニコラス君(11)は、「1回のボトル投げが3回、12回、100回になって、気付いたらキッチンテーブルで1時間もボトルを投げ続けている」と打ち明けた。
ジェンヤ君は35回連続でボトルを着地させる記録を達成。ニコラス君は連続36回を記録したという。
一方、2人のボトル投げの音を聞かされ続けて最初はイライラしたという母のベラリーさん。「でもビデオゲームではないので外でもできる。子どもたちがやるほかのことを考えれば全然害はない」と思い直した。
ただし家の中ではやらないこと、宿題を済ませてからやること、ミネラルウォーターを無駄にしないこと、というルールを決めて息子たちに徹底させているという。
少年野球チームの監督をしている父のデリックさんは、野球場のベンチでも子どもたちがボトルフリッピングに熱中していると話し、「10人ほどの子どもたちが座り込んで全員がボトル投げをする姿には唖然(あぜん)とする。熱中するあまり、周囲の様子は一切目に入らない」とこぼした。
母のバレリーさんが息子たちの様子をフェイスブックで伝えると、この現象が早く終わってほしいという親や教員からの書き込みが相次いだという。
そんな大人たちの反応をよそにニコラス君は、「ハロウィーンごろまでには終わると思う。でも今のところはすごく楽しい」と意に介さない様子。一方、弟のジェンヤ君は「あと2年は続く」と予想している。
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