子育てや子どもを見守ろう 福岡市が初のキャンペーン [福岡県]


西日本新聞様
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福岡市は25日、市民の間で子育てや子どもたちを見守り、支えていく機運を醸成する「子どもにやさしいまちづくりキャンペーン」を始めた。11月上旬まで、「むかしはあなたも子どもだった。」とするメッセージを盛り込んだポスターを駅などに貼るほか、11月3日には啓発イベントを開く。いずれも初めての試み。
 ポスターはイラストと写真の計4種類。今の大人たちが子どもだった頃、あやとりをしてくれたり、あいさつしてくれたりする大人がおり、さりげなく子どもを見守っていたとする内容。市営地下鉄天神駅や西鉄福岡(天神)駅、JR博多駅などに掲示する。
 啓発イベント「ふくおか子育て応援フェスタ」は、ソラリアプラザ(中央区天神2丁目)1階のイベントフロアゼファで午前10時から。フラワーアレンジメントやオリジナルスパイス作りなど誰でも楽しめる企画にすることで、世代間が触れ合える機会をつくる。
 同市によると、キャンペーンの背景には、混雑した電車やバスにベビーカーを持ち込むことを迷惑行為と感じるなど、子育てに無理解な空気があるという。高島宗一郎市長は25日の定例記者会見で「誰もが社会に守られて成長した。子育て世代に配慮するという共通認識をつくるきっかけにしたい」と述べた。
=2016/10/26付 西日本新聞朝刊=
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