読売新聞様
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今年、私は「ひとり親家庭」の支援活動を始めました。きっかけは、シングルマザーである中学時代からの友人の息子に再会したことです。前に会った時はまだ５歳だった彼が、高校を卒業し、立派に成長していたのです。その姿に驚き、「よく育てたなぁ！」と友人に心から拍手を送りたくなりました。
友人は「一人で子育てをして培った経験を生かしたい」と、一般社団法人ハートフルファミリーの創立メンバーとなりました。ひとり親家庭の経済的自立の支援に取り組む団体です。その活動への協力を呼びかけられ、私は二つ返事で引き受けました。私には子どもがいません。子どもは社会の宝といいますが、私も社会の一員として、自分のできる分野で子育て支援に関わりたいと思ったのです。
今は、ライター育成講座の講師として活動に携わっています。全国にいる生徒さんにウェブ講座で文章の添削などをし、力を付けた方には仕事も依頼しています。子育てをしながら在宅で働くことができるので、仕事や生活に思い悩んでいた方が、自信を持って歩み出すきっかけになっているようです。
こうした機会をいただけて、私も感謝の気持ちでいっぱいです。これって昔ながらのみんなで子どもを育てるということなのかな？ この支援の輪をもっと広げたいと思っています。（コミックエッセイスト、イラストも）
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