紙芝居を保育園に配布


タウンニュース様
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港北区は、地域に伝わる昔ばなしを次世代に伝え残すため作成した紙芝居を11月1日から区内の市立保育園全5園に配布、子どもたちから好評を得ている。

 この紙芝居は、2014年度から区が行ってきた生涯学級の「紙芝居講座」に参加した人たちが、区内に伝承される昔ばなしを基に作成したもの。14年度は9作、15年度は12作完成させている。活動は広がりを見せ、参加者が自主的に「たまてばこ」という読み聞かせグループを結成、地域の子どもたちに披露もしている。今回区は、こうした活動を踏まえ、大曽根、菊名、港北、南日吉、太尾各園に紙芝居を配布した。
 物語は区内を舞台としたものばりで、1例として紹介すると、「熊野神社のともだち鯉」は、同社にある「い」の池に住む片目の鯉が子どもたちと友だちになって仲良く遊ぶという、可愛らしい内容だ。
 また、この紙芝居は郷土愛を深めることを目的に一般への貸し出しも行っており、周囲の私立保育園などから既に問い合わせも寄せられているという。
 紙芝居を聞いた園児の一人は「お散歩の途中で通るまちの名前がでてきて、ビックリした。面白かったです」と笑顔を見せていた。
 大曽根保育園の竹林地早苗園長は「この紙芝居を手に取った時、絵から伝わる”ぬくもり”を感じました。
身近な地域に伝わる昔話に触れられて嬉しい。園児と一緒に楽しみたい」と話していた。

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