きょうだいが入院で孤立の子ども 支援の取り組み


NHK NEWS WEB様
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きょうだいが入院している間、孤立しがちな子どもたちを支援しようと、大阪のNPO法人が全国で初めて、専門のサポーターを認定する取り組みを始めることになりました。
取り組みを始めるのは、子どもへの支援活動を行っている大阪のNPO法人「しぶたね」です。

小児科の病室には、感染症の予防などのため、健康な子どもは入ることが許されておらず、きょうだいが入院して親が面会する場合、子どもが外で1人で待つケースが多いのが実情です。孤立感を抱くなど大きなストレスにさらされる子どもも多く、心のケアが必要とされています。
NPO法人は、こうした子どもたちを支援しようと、子どもの心理やコミュニケーション方法などについて、専門的なプログラムを学んだ医療関係者やボランティアの人たちを、専門のサポーターとして認定する取り組みを今月から始めることになりました。
認定を受けたサポーターは、子どもの悩みを聞いたり、子どもたちの交流の場を作ったりして、心のケアの活動に取り組むということで、こうした仕組みは全国でも初めてだということです。
NPO法人「しぶたね」の清田悠代代表は「大勢の人に、病気のきょうだいがいる子どもの抱える問題について知ってもらい、支援の広がりにつなげたい」と話しています。
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