子どもの死亡事故 1歳未満では窒息死が3分の1


NHK NEWS WEB様
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交通事故や風呂で溺れるなどの事故で死亡した子どもは5年間で2000人を超え、特に1歳未満では寝ている間などに窒息して死亡したケースが3分の1を占めていることがわかり、消費者庁などは、こうした年齢ごとの傾向を踏まえて具体的な対策を検討することにしています。
消費者庁は、子どもの事故防止に向けて、厚生労働省の人口動態調査を基に、おととしまでの5年間に起きた死亡事故を分析し、2日開かれた警察庁や文部科学省などとの連絡会議で示しました。

それによりますと、事故で死亡した14歳以下の子どもは、2030人に上っていて、特に1歳未満が502人とおよそ25%を占めていました。
死因を年齢別に見ると、1歳未満では寝ている間に窒息して死亡したケースが32%を占めているほか、食べ物を誤って飲み込んだケースなどを含めると、窒息が全体の80%を超えています。一方、1歳以上では、すべての年齢を通じて交通事故が最も多いほか、1歳と2歳では風呂などで溺れたケースが、3歳と4歳では建物からの転落が多くなる傾向が見られました。
消費者庁は、こうした傾向を踏まえて具体的な対策を検討することにしていて、岡村和美長官は「子どもの事故防止は社会も国も真剣に取り組むべき課題だ。各省庁と連携して、取り組みを進めていきたい」と話しています。
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