「こども園」計画 保護者の意見に配慮を 厳木幼稚園など、事業者選定で唐津市長ら宛て要望書 /佐賀


毎日新聞様
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唐津市厳木町で進められている民営の「こども園」計画について、事業者の選定委員会メンバーの厳木幼稚園と岩屋保育園の保護者代表が28日、市厳木市民センターに、坂井俊之市長と稲葉継雄教育長宛ての「厳木地区民間幼保連携型認定こども園の選定にかかる要望書」を提出した。30日に開く選定委員会での回答を求めている。
     要望書では、募集要領の応募資格の条件に、保護者の要望に配慮した提案にすることの事項を追加▽公募の範囲を県内からではなく全国にし、株式会社も対象にすること▽引き継ぎについては移管前だけでなく、移管後も十分に行ってもらうため、職員の配置(派遣)を項目に追加--などを求めている。
     厳木幼稚園保護者代表の竹花奈美子さんは、同町のまちづくり団体「きゅうらぎデザイン」の代表。竹花さんは「同団体の座談会の中で保護者や地域住民と豊かなこども園のあり方について共有しており、その意見を配慮してもらおうと要望を出した。選定委では公募の範囲や選定基準などが説明されるが、同団体が要望してきた選定方法などが反映されていない部分がある」などと話した。
     市保健福祉部は同市の他の地区では募集する事業者は市内としているが、厳木地区は地域性を考慮して県内まで広げているという。今年度中に事業者を選定し、同町の公立幼稚園と保育園3園を統合した「こども園」を同町中島地区のJA選果場跡地に建設、2019年度に開園予定。【原田哲郎】
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