イエメンで10分に1人子ども死亡 ユニセフが声明


NHK NEWS WEB様
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中東のイエメンでは、内戦で食糧や医療サービスが一層不足し、10分に1人のペースで子どもが命を落としているとして、ユニセフ=国連児童基金は戦闘を続ける当事者に対し、支援活動への協力を呼びかけました。
内戦が続くイエメンでは、ハディ政権と反体制派が1年半以上にわたって激しい戦闘を繰り広げ、政権側を支援する隣国サウジアラビアを中心とした連合軍による空爆も行われています。

ユニセフは12日、声明を発表し、イエメンは以前から食糧や医療サービスの不足に直面していたものの、内戦で状況は一層、悪化し、重度の栄養不良に苦しむ子どもの数は46万人と、2年前のおよそ2倍に増えたと指摘しました。
そして、多くの医療施設が機能していないため、「下痢や感染症など予防ができるはずの病気で、10分に1人のペースで子どもが死亡している」との分析を明らかにしました。
そのうえでユニセフは、子どもたちに食糧や治療を提供する支援活動が戦闘のために困難になっているとして、戦闘を続ける当事者に協力を呼びかけるとともに、国際社会に資金も含めた支援を訴えました。
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