来日の南スーダン閣僚 女性・子ども支援に協力訴え


NHK NEWS WEB様
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国内各地で不安定な治安情勢が続く南スーダンで、女性や子どもの支援を担当する閣僚が来日し、戦闘に巻き込まれた多くの女性や子どもが避難を余儀なくされているとして、日本など国際社会の協力を訴えました。
南スーダンではことし7月、首都ジュバで政府軍と反政府勢力の間の戦闘が再燃し、その後、首都の治安は比較的落ち着いていますが、北東部や南部では今も激しい武力衝突が続いています。

南スーダンで、女性や子どもの支援を担当するアウットジェンダー児童・社会福祉相は国際会議への出席のため来日し、13日、都内でNHKのインタビューに応じました。
この中で、アウット氏は「戦闘が起きている場所では、女性たちが子どもを連れて逃げざるをえない状況だ。たった1人の子どもの命も失われないよう、安全な場所を確保し、避難民を保護することが重要だ」と述べ、女性や子どもなど住む家を追われた避難民の支援の必要性を強調しました。そのうえで、「国際機関が避難民への薬や水、食糧などの支援を日本の資金も活用して行っている。そうした支援を続けてほしい」と述べて、日本も含む国際社会の協力を訴えました。
また、PKO活動で、首都ジュバに施設部隊を派遣している陸上自衛隊については、「地域の発展と国の基盤づくりに積極的な役割を果たすものと信じている」と述べて、期待を示しました。
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