第3子以降保育料 負担軽減を拡充 花巻市


岩手日日新聞様
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国の制度対象外カバー
 花巻市は、市が独自に実施している第3子以降の保育料負担軽減事業について、現行制度を拡充した。国の無償化制度では対象外となるケースをカバーし、子育て世帯の家計負担軽減と、安心して子供を産み育てることができる環境づくりを強化する。
 拡充したのは、2015年度から実施している「第3子以降保育料等負担軽減事業」。現行の制度は当該年度における小学生以下の最年長者を第1子とし、第3子以降の児童の保育料を、保護者の所得に関わらず一律2分の1で補助している。
 第3子以降の保育料をめぐっては、16年度から、市町村民税課税額の所得割合計額(課税額)が7万7101円未満の世帯で認可施設の利用に限り無償化。市はこれを踏まえ、従来の補助に加えて国の制度では対象とならない課税額9万7000円未満の世帯について、認可外・事業所内施設の利用も含めて全額補助することとした。
 補助は今年度の施設利用に関する保育料が対象で、市内在住であれば、市外の施設利用にも適用できる。ただし、他の制度で無料になる場合などは対象外。希望者は利用施設を通じて申請する。
 補助金の交付は年2回で、指定口座への振り込みを予定している。1回目は今年4~10月分で来年1月中、2回目は残りの来年3月分までで4月中の交付を見込む。市教委は今月上旬をめどに1回目の申請を取りまとめる考えで、早期の手続きを呼び掛けている。

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