原発事故で神奈川に避難 8世帯の子どもがいじめ


NHK NEWS WEB様
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東京電力福島第一原子力発電所の事故で、各地に避難してきた子どもがいじめを受けていたことが相次いで明らかになる中、神奈川県内に避難し国などに賠償を求める訴訟を起こしている世帯のうち、8世帯の子どもが避難していることを理由にいじめを受けていたことが弁護団への取材でわかりました。
弁護団によりますと、原発事故で神奈川県内に避難してきた61世帯が原告となり、東京電力と国に対して賠償を求める集団訴訟を横浜地方裁判所に起こしています。
原告のうち、高校生以下の子どもがいるおよそ30世帯から弁護団が聞き取りを行った結果、8世帯の子どもが福島県から避難していることを理由にいじめを受けていたことがわかりました。
この中には、川崎市の中学校に在学中に「福島県民はバカだ」と言われるなどのいじめを受けていた、現在、高校2年の男子生徒が含まれているほか、暴言を言われたりたたかれたりして不登校になった子どももいるということです。調査した弁護士の1人は「いじめられたことを話さない子どももいるので、実態はもっと多いと思われる」と話しています。
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