2017/02/24

「寝る子は育つ」は正しかった! 睡眠と自己肯定感や学力との関連性とは?[子どもが伸びる家庭の10の習慣](GetNavi web)


毎日新聞様
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みなさん、こんにちは。中曽根陽子です。ここでは、子育てをがんばっているみなさんにぜひ知っておいて欲しい、「子どもの力を伸ばすためのヒント」をお伝えしていきます。
第1回目のテーマは、睡眠です。

睡眠不足の子どもは、自己肯定感も低い!?
夜型になっているのですね。言葉の通り、自己を肯定する感情。良いところも、ちょっと嫌だなと思うところも含めて、ありのままの自分を受け入れるという感情です。適切な睡眠時間をとっている子どもは学力も高い全国学力調査で、睡眠時間を8〜9時間とっている児童が、一番正答率が高いという結果が出たのです。

さて、お子さんは毎日何時ごろに寝て何時ごろに起きていますか? 平均の睡眠時間は何時間くらいでしょうか?

実は、日本人は諸外国に比べて、大人も子どもも睡眠時間が短いのです。文部科学省の『睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査の結果』(2015年)でも、小学生の50.8%が午後10時以降に寝ていました。

しかし、子どもの睡眠時間が短いことは、わたしたちが思う以上にさまざまなことに影響を及ぼします。

まず、自己肯定感への影響です。

みなさんは、自己肯定感という言葉を聞いたことがありますか?

ありのままの自分を受け入れることができると、困ったときや思い通りにいかないときも、「今は大変だけどわたしは大丈夫」と乗り越えていけます。これは、生きる上で土台となるものです。

なぜ自己肯定感と睡眠が関係するの? と思われると思いますが、その理由が脳科学の研究で明らかにされつつあります。わたしたち人間は、日中活動をする昼行生物です。しかし夜間に強い光を浴びて夜更かしをするうちに、本来持っている動物としての活動リズムが狂い、その影響が心身の不調となって表れてしまうのです。その結果、就寝時刻が遅い子どもほど、「自分のことが好きだ」と回答する割合が低く、「なんでもないのにイライラする」と回答する割合が高い、という結果にもつながってくるという訳です。
また、睡眠時間は、学習意欲にも影響を及ぼすことが分かっています。
 全国学力調査で、睡眠時間を8〜9時間とっている児童が、一番正答率が高いという結果が出たのです。
さらに、勉強したことは、その後に睡眠をとったほうが定着することも明らかになっています。

寝る間も惜しんで勉強したほうがテストの結果も良さそうにも思いますし、寝てしまったらせっかく覚えたことを忘れてしまいそうな気がしますが、実は逆だったのですね。そもそも、睡眠不足だと頭も働かないですよね。

このように、睡眠は人の感情や学力にも大きな影響を与えるのですが、それだけではありません。成長期にある子どもたちが、夜遅くまで起きて、深夜に強い光を浴びてしまうことが、その後の成長にも大きな影響を及ぼす可能性が高いとも言われています。

授業中に集中できず立ち歩く子ども、1時間目からぼーっとして机につっぷしている小学1年生。ちょっとしたトラブルにキレて暴言を吐いたり、暴力を振るったりする子ども。いじめの深刻化、学校に通えなくなる子の増加など、いろいろな問題がニュースでも取り上げられていますね。

次回は、その理由と、正しい脳の発達に合わせた子育てについて、じっくりとお話ししようと思います。

お楽しみに!
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