駅舎内に保育所…横浜市とJR、来年開園目指す


YOMIURI ONLINE 様
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 待機児童解消の一環として、横浜市やJR東日本などは、官公庁やオフィスが集まる横浜市中区の関内駅舎内を活用し、駅型保育所を整備する計画を進めている。
同社は来年4月の開園を目指す。
 関内駅は1階が改札口で、2階がホームという構造。現在、約50億円の総事業費で改良工事が行われており、今年4月下旬から北口の新改札口やエレベーター、エスカレーターが先行して利用できるようになる。保育所は、ホーム下の1階駅舎約1500平方メートルのうち約300平方メートルを活用してつくる予定。認可保育所を想定し、2017年度に受け入れ定員などを決める。
 駅周辺の保育所は利便性が高いため人気がある。市によると、駅近くの鉄道高架下に整備された保育所は市内に7か所(昨年4月時点)あるが、「駅舎内に整備するのは珍しい」(市こども青少年局)という。
 駅型保育所は近年、各鉄道事業者が整備に力を入れている。京急電鉄の沿線では同グループ運営の保育所が6駅にある。このうち井土ヶ谷駅(横浜市南区)では定員60人の認可保育所が隣接し、駅構内に設置された専用の出入り口が利用できる。JR東日本は、首都圏や東北地方を中心に駅ビル内や徒歩圏内の約80か所に開設。相鉄や東急、小田急なども保育事業者や関連企業と連携して整備を進めている。
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