さいたま市 待機児童ゼロに 4月1日時点


日本経済新聞様
------------------------------------------------------------------------------------------------
さいたま市は12日、2017年4月1日現在の保育所に入れない待機児童数が前年から24人減少し、ゼロになったと発表した。厚生労働省の定義に基づく人数。待機児童には数えないが、認可保育施設に入れない子どもは1434人に上る。同市は「17年4月に待機児童ゼロという目標は達成できたが、希望者は増えており、引き続き認可保育所などの整備を進める」としている。
 認可保育施設の定員数は1万9388人。前年から認可保育所・認定こども園1386人、小規模保育事業所などの地域型保育658人の計2044人増加した。
 新規利用申込者数は前年比891人増の7990人、新規利用者数も963人増の6199人と、ともに過去最多。認可保育施設に入れなくても、市の基準を満たす認可外保育施設利用者や育児休業中の場合などは対象から除くため、待機児童はゼロとなる。
 厚労省は3月末に定義を見直し、親が育児休業中で、保育所が決まれば復職する意思を確認できた場合は待機児童に含めるとした。市は改正前の要領に基づいて調査したが、認可保育施設に入れないうち、育休中の人は391人いた。
 市は17年度、認可保育所などの定員をさらに1332人増やす計画で、「希望者が1人でも多く保育を受けられるようにしたい」としている。
------------------------------------------------------------------------------------------------