2017/06/03

首相「今度こそ終止符」 保育受け皿32万人分を整備へ


朝日新聞様
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 安倍晋三首相は31日、認可保育施設に入れない待機児童の解消に向けた新しい計画を公表した。「ゼロ」にする目標を今年度末から3年遅らせて2020年度末とし、それまでに22万人分、その後2年でさらに10万人分の保育の受け皿を新たに整備するとした。
 東京都内での講演で、首相は新計画を「子育て安心プラン」と命名。「今度こそ待機児童問題に終止符を打つ」と強調した。
 新計画で力を入れるのは需要が多く、待機児童の7割を占める1、2歳児の受け皿整備だ。小規模保育事業や自宅などで保育する「保育ママ」、幼稚園での2歳児受け入れなどを広め、整備数を今の計画の年4万2千人分から5万1千人分に増やす。都市部対策としては、保育所の賃借料補助や大規模マンションでの保育所の設置を進める。
 政府は13年に「待機児童解消加速化プラン」をつくり、17年度末までの「待機児童ゼロ」を掲げた。約50万人分の受け皿づくりを進めてきたが、想定を上回る需要増で待機児童数は高止まりしている。新たな整備目標は、25~44歳の女性就業率が16年の72・7%から22年度末に80%に上がると想定してはじき出した。
 一方、厚生労働省が集計した今年4月1日時点の待機児童数は暫定値で約2万3700人に上った。待機児童の定義見直しもあって3年連続の増加となった。353自治体が未回答で、さらに増える見込みだ。(西村圭史)
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