保育所通う3歳未満7202人


読売新聞様
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 県内の保育所に通う3歳未満の子どもの人数は、今年4月時点で7202人で、昨年より535人増えたことが県の調査でわかった。県は昨年4月、子育て中の家庭を支援するため、年収640万円未満の世帯を対象に、2人目以降の3歳未満の子どもの保育料を無料にしていて、その効果とみられる。
 県子育て支援課によると、昨年4月から今年4月の増加は535人。2015年4月から昨年4月の増加は323人だったため、1・7倍も増えたことになる。
 また、県は、保育所に3歳未満の子どもを通わせている保護者約2800人にアンケートを実施した。このうち、子どもが1人のために保育料が無料とならなかった保護者の63%が、2人目以降の子どもの保育料を無料にする制度について「『もう一人子どもを持ってもいい』と思うきっかけになる」と答えた。また、2人以上の子どもを持つ保護者でも、同様に答えた人が33%に上り、子育ての経済的負担を軽くすることが、出生数の増加につながることが判明した。
 県子育て支援課の担当者は、保育所に通う子どもの人数が増えたことについて、「保育料が無料になったため、これまで専業主婦として子どもを育てていた女性が、子どもを保育所に預けて働こうと考えるようになったのだと思う」と話している。

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