大和ハウス、物流施設で600人預かる保育所併設


産経WEST様
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 大和ハウス工業は2日、千葉県流山市に建設する物流施設に、パート女性らの約600人の子どもを受け入れられる国内最大級の事業所内保育所を整備する方針を明らかにした。物流需要が急増し人手不足が深刻化する中、女性が働きやすい環境をつくり、人員を確保する狙い。
 大和ハウスは約1600億円を投じ、2022年をめどに、延べ床面積約80万平方メートルの国内最大級の物流施設を完成させる。隣接地で約40万平方メートルの施設を18年に先行開業し、両施設を一体で運営する。計約8千人の雇用を想定している。
 施設周辺では「つくばエクスプレス」の開業を機に子育て世代の女性が増加しており、保育所のニーズは高いと判断した。施設の敷地内に整備する見通し。未就学児の受け入れを想定している。
 インターネット通販の拡大を背景に、国内各地では物流施設の需要が増加し、「一昔前はマンションが建った土地が物流施設になっている」(不動産関係者)との指摘もある。首都圏や近畿圏を中心に建設が相次ぎ、働き手確保に向けた競争が激しくなっている。
 大和ハウスは、今後も各地に予定する物流施設への保育所併設を検討するほか、荷物を自動搬送するロボットの導入などで、作業の省力化を進める方針だ。

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