2018/06/05

【トップは語る】キャリア・マム 育児と仕事両立できるオフィス開設

幼稚園の散歩のイラスト
産経ビズ様
------------------------------------------------------------------------------------------------

 □キャリア・マム社長 堤香苗さん(53)

 --最近、託児機能付きの共用オフィス「コワーキングCoCoプレイス」を東京都多摩市に開設した

 「子育てと仕事の両立ができるサテライトオフィスのようなものができないかとずっと考えていた。育児休業でビジネスの現場から離れていた人が職場復帰するのは意外と大変だ。また、自宅にいると、どうしても育児や家事に時間が割かれてしまう。育児休暇中に職場復帰後を見据えて資格取得に励む女性も多く、そうした課題の解決に役立てられればと思った」

 --子供を保育所に預けても、子供が周囲の環境になじめないケースもある

 「同じ部屋の中でガラス越しに子供の様子を、大きな共用机から見ることができる。母親にとっても、子供にとっても安心な空間をつくった。子供の面倒をみるスタッフが5人いて、保育士に加えて、看護師やベビーマッサージの資格保有者もいる。母親だけで抱えがちな子育てを、地域で支えられるようなものにしたい」

 --運営で工夫していることは

 「細かいルールを作りすぎないようにしている。例えば、きっちりと時間を区切ってしまうようなやり方だと、個々の生活スタイルに合わせられない。もちろん保育スタッフの勤務状況もあり、ある程度、時間を決めざるを得ないが、できる限り、開室時間を緩く設定し、さまざまな働き方に対応させていきたい」

 --親がどんな仕事をしているのかを知らない子供は多い

 「夕食の場などで仕事のことを話さない親も多い。それでは働くことの大切さ、面白さが子供に伝わらない。親が働く様子を子供が間近に見ることで、『一生懸命に生きている』というメッセージが子供に伝わるといいなと思っている」

                  ◇

【プロフィル】堤香苗

 つつみ・かなえ 早大文卒。大学在学中からフリーアナウンサーとしてテレビやラジオのDJ、パーソナリティーとして活躍。2000年8月にキャリア・マムを設立し、社長に就く。兵庫県出身。

------------------------------------------------------------------------------------------------