母親が気軽に来店も「自動車販売店」に保育所が併設され始めた

カーディーラーのイラスト
週刊FLASH様
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自動車販売店に、変化が起きている。
 2018年春、東京都大田区にある「東京トヨペット馬込店」では、リニューアルのタイミングに合わせて、店舗2階に保育所を併設した。室内には天然の木材が多用され、木のぬくもりを感じさせるインテリアになっている。



 保育所の運営形態は、社員の子供たちを預けるための「企業型」のほか、地域住民も預けることができる「認可型」もある。東京都内で、カーディーラーに併設された認可型の保育所は、初めてのこと。同社によれば、地域の人々に対しての社会貢献の一環として、この事業を始めたという。



 厚生労働省の発表によると、2017年10月の待機児童数は全国に約5万5000人。大田区は、都内の自治体では待機児童が3番めに多い。地元にとっても、子供を預けられる場所が増えることはありがたい話に違いない。



 お店は都営浅草線・西馬込駅から徒歩1分という好立地で、通勤の際に立ち寄って、子供を預ける母親も多い。



 ほかにも愛知県内の「ネッツトヨタ港・名四店」では、店舗の3階に多目的ホールを設置。板張りになっており、講演会場やスポーツ会場として、地元の人たちに提供されている。



 どんなに業界が再編され、技術が進歩しようと、結局、自動車を買うのは一人ひとりの人間。日本車の未来のためにも、地域に根差した心は重要なのだ。

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