安心して子ども預けて=被災者向け情報HPに-広島県

雨が降るお花畑のイラスト(背景素材)
リスク対策.comさま
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西日本豪雨で大きな被害が出た広島県は、被災者の子どもを一時的に預かる取り組みについての情報を集約し、県のホームページで紹介を始めた。土日でも預かることができる施設の場所や、保育ボランティアを募集している団体なども掲載している。
 県によると、休日を利用して家屋の片付けや罹災(りさい)証明書の申請手続きなどを進めたいが、幼稚園や保育所が休みで難しいと感じている被災者が多いという。
 22日には、県保育連盟連合会などが広島文化学園大の坂キャンパス(同県坂町)に「ほいくのひろば」を開設。ボランティアの保育士が幼児に絵本を読み聞かせ、積み木や水風船で一緒に遊ぶなどした。知人の家の片付けを手伝うため2歳の子どもを預けた同町の永松真由美さん(43)は「心置きなく片付けができた」と語った。
 同会の松岡万里子副会長(59)は「子どもがそばにいながらの作業は難しく、少しでも負担を軽減したい。被災でストレスを感じている子どもの心のケアにも当たりたい」と話した。
 県子育て・少子化対策課の伊東典代課長(53)は「何かしたいと考えている人に、子どもの面倒を見たり、居場所を提供したりする支援もあると伝えたい」と、ボランティアへの積極的な参加も呼び掛けている。 (了)
〔写真説明〕広島文化学園大のキャンパスに設けられた臨時の保育施設で遊ぶ幼児と保育士ら=22日、広島県坂町


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