東京新聞様
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加須市が、市立幼稚園全十三園で来年度から三歳児保育を実施する方針を固め、一日開会の定例市議会に、トイレ改修や机、イスの購入など事業費約三千万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を提出した。
現在の四、五歳児クラスは定員が三十人、保育時間が六時間半だが、三歳児クラスはそれぞれ二十人、五時間とする。来年度に市立幼稚園に通う三歳児は二百十三人と見込んでいる。
市は三月に策定した子ども・子育て支援計画で、私立幼稚園で受けきれない三歳児を公立幼稚園で受け入れる方針を示していた。
市によると、県内の市で公立幼稚園が三歳児保育を行っているのは幸手など四市。ただ十三園もある自治体で実施するのは珍しいという。 （中西公一）