子どもの貧困対策 具体的な支援策取りまとめへ


NHK NEWS WEB
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 政府は、子どもの貧困対策を強化するため、一人親家庭や3人以上子どものいる多子世帯などへの支援策を検討する関係府省会議の初会合を開き、ことし夏をめどに具体策を取りまとめることを確認しました。
 貧困状態にある17歳以下の子どもの割合を示した「子どもの貧困率」は、国の調査で平成24年は16.3%と、調査を始めた昭和60年以降で最も高くなっています。
こうしたなか、政府は子どもの貧困対策を強化するため、一人親家庭や3人以上子どものいる多子世帯などへの支援策を検討する、関係府省会議の初会合を20日開きました。
このなかで、議長を務める世耕官房副長官は「一人親家庭では、子育てと生計の維持を1人で担い、さまざまな困難を抱えているかたが多く、きめ細かな支援が必要だ。政府全体で効果的な政策パッケージを打ち出していきたい」と指示しました。そして会議では、これまでに政府が取り組んできた支援策を総点検するとともに、有識者などからも意見を聞いたうえで、ことし夏をめどに具体策を取りまとめることを確認しました。
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