2018/12/11

障害ある子ども 放課後の居場所は?

特別支援学校のイラスト(私服)
ヨミドクターさま
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地域に専用デイサービス
 障害のある子どもが放課後や休日に利用できるのが、放課後等デイサービス(放課後デイ)です。

 生活能力を向上させたり、社会との交流の機会を提供したりするのが目的です。児童福祉法に基づく市区町村の事業で、NPO法人や社会福祉法人、企業などが運営しています。

  ■遊び、運動、音楽など多様な活動

 通うことが出来るのは、小学校、中学校、高校、特別支援学校などに通う子どもたちです。障害者に交付される手帳を持っていなくても、自治体が必要と判断すれば通うことが出来ます。

 利用するには、まず、市区町村に相談し、そこで紹介された相談支援事業所で、子どもにとって必要な支援や保護者の状況などを踏まえた利用計画案を作成してもらう必要があります。

 この計画案を市区町村に提出し、受給者証を交付してもらい、利用をスタートします。

 活動は、保育士や児童指導員らと行います。受けられるサービスは、事業所によって違います。

 例えば、職員と一緒に、買い物をしてお菓子作りをしたり、七夕飾りの工作、運動、楽器演奏、ダンスを楽しんだり、学習支援などを提供している事業所もあります。

 利用者の負担は、かかった費用(実費を除く)の1割です。ただし、保護者の所得によって上限があります。

  ■急増した事業所 利用前に見学を

 事業所数は、制度が始まった2012年度の2887施設から、16年度には3倍超の9306施設に急増しました。

 当初、子どもに対する職員の配置基準が緩かったこともあって、民間の事業者が積極的に参入したことが背景にあります。

 ただ、十分なノウハウもなく、テレビを見せるだけの施設もあり、質を疑問視される事例もあります。

 放課後デイを運営する事業所らでつくる団体「障害のある子どもの放課後保障全国連絡会」の田中祐子事務局長は、「実際に足を運び、活動をしているところを見学し、職員数が十分に足りているかを聞くなどして、子どもの状況に合う場所かどうかを事前にしっかり確認してほしい」と話しています。

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「子ども目線」置き去り? 保育の現場で進む規制緩和

保育士の過労のイラスト(男性)
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安倍政権が進める子育て政策で、保育現場の規制緩和の流れが加速している。学童保育の職員配置基準の変更や認可外保育施設の無償化、企業主導型保育所の設置を推進し、託児の受け皿を拡大させる狙いだ。年内に実施が確定する項目もあるが、利用者からは質や安全性の低下を懸念する声も上がる。「子ども目線」が置き去りになってはいないか。 (大野暢子)

 小学生が放課後を過ごす学童保育は、働く女性の増加で需要が高まり、二〇一八年五月現在の待機児童は約一万七千人。政府は二三年度までに三十万人分の受け皿を新設する方針だ。

 今年十一月の内閣府の検討部会では、一教室に二人以上の職員配置を義務付けた基準の拘束力をなくし、職員一人での運用を可能にする政策変更を表明した。深刻な人材不足の中、基準が受け皿拡大を妨げているとする全国知事会などの主張を反映した。

 検討部会は行政法の識者が中心で、保育の専門家は不在。保護者や指導員でつくる「全国学童保育連絡協議会」は「児童の安全や安心が確保できなくなる」と不安視する。

 来秋から実施予定の保育無償化も、規制緩和に拍車を掛けるとの見方がある。

 政府は認可施設だけでなく認可外も補助の対象にする方針。認可外は保育士配置などが認可の基準以下の施設が多いが、最低限のラインとして厚生労働省が設けた指導監督基準を満たせば、子ども一人につき最高で月四万二千円を受給できる。

 認可の基準以下の施設に補助金が流れ込むことで、最低ラインの施設の設置を助長し、保育の質を低下させる可能性が指摘される。保護者らの団体「保育園を考える親の会」は「無償化するなら認可並みの基準を守ってほしい」と心配する。

 政府が待機児童対策の切り札として、一六年度に導入した企業主導型保育所の先行きも怪しい。

 企業主導型は、企業などが従業員向けに開設できる無認可の新形態で、市区町村に審査・指導の権限はない。認可より基準が緩いのに認可並みの補助金を受けられ、企業の自由度は高い。三月末時点で二千五百九十七カ所に達した。

 だが、需給不均衡や運営の不手際から、東京都世田谷区で休園が相次ぐなど、各地で定員割れや資金繰りの悪化が表面化。内閣府は年内に有識者委員会を立ち上げ、課題を検証する。

 全国の保育事業者らでつくる「日本こども育成協議会」の中正(なかしょう)雄一副会長は「待機児童解消を優先するあまり、最も大事な保育の質が二の次にされている。子どもの視点を生かした制度にしてほしい」と求めた。

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<丸森町長選>11日告示 「子育て日本一」へ正念場 送迎に課題、地域懸念

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 任期満了に伴う宮城県丸森町長選が11日、告示される。東京電力福島第1原発事故で発生した放射能汚染物質による風評被害などへの対処に一定のめどが立ち、人口減少と少子高齢化が最重要課題となっている。踏み込んだ対策を取れるか、かじ取り役の手腕が問われる。(角田支局・会田正宣)

 町舘矢間地区で、来春開設される認定こども園「丸森ひまわりこども園」の建設が進む。町役場の隣に立つ丸森たんぽぽこども園に次いで2園目で、町社会福祉協議会が運営、町が建設を補助する。
 こども園はクラブ活動などの評判が良く「子育て日本一のまちづくり」を掲げる町の核施設だ。
 こども園開設に合わせ、町は舘矢間、金山の両保育所を同時に廃止する。児童館が運営を受託する大張は2021年度まで存続し、筆甫は民間がカバーする。
 問題は送迎だ。町は(1)利用者によって送迎時間が一定しない(2)0~2歳児はバスに乗せるのが困難-などとして、送迎バスを導入しない予定だ。
 町の方針に対し、大張地区に住む2児の母親(35)は「地元の施設がなくなると、舘矢間まで車で20分かかり、送り迎えは大変。山間部は過疎化がいっそう進んでしまう」と指摘する。
 町は13年度から第2子以降の保育料を無料にした。児童1人3万円の就学祝い金も設け、第3子以降の支給に半額を補助する県事業に上乗せする形だ。
 町中心部に住む2児の母親(39)は保育料支援に感謝しつつ「伸び伸びした丸森の良さを生かしながら、教育水準を上げてほしい。子どもの遊び場整備にも目を向けてほしい」と訴える。
 町の人口減少率は12~17年度で9.3%と歯止めがかからない。財政運営も厳しさを増す。17年度決算の歳入は町税15.0%に対し、地方交付税42.4%。町債発行残高は特別会計を含め約127億円(18年度末見込み)に上る。
 町幹部は「税収は減る一方、行政需要は増える。何もしなければ座して死を待つだけなのは分かるが、人口減の対策にも金はかかる。財布のやりくりは大変」と漏らす。

 町長選の投開票日は16日。現時点で立候補を表明したのは、3選を目指す無所属現職の保科郷雄氏(68)のみ。1日現在の有権者は1万1983人。

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餅つきやゲーム楽しむ 三木で総合隣保館文化祭

お餅つき道具のイラスト「杵と臼」
神戸新聞さま
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人とつながる温かさを分かち合う「総合隣保館文化祭」が8日、兵庫県三木市志染町吉田の同館と志染保育所で始まった。初日はニュースポーツ「囲碁ボール」の大会や餅つきなどがあり、多くの市民らでにぎわった。9日まで。(大橋凜太郎)

 地域の代表者らでつくる実行委員会が毎年開き、35回目。同館の講座生や市内の小学生らによる作品展示もあり、「大切にしたい言葉」を表した書道作品や陶芸作品などが並ぶ。

 餅つき大会には、同保育所の園児も参加。「ぺったん始まった」と声を弾ませ、餅をつく大人たちを「よいしょ」と声を掛けて応援したり、きねを振り下ろして餅の感触を楽しんだりしていた。

 9日は午前10時から部落解放・人権研究所名誉理事の友永健三さんによる記念講演会があるほか、午後1時~同4時にはダンスや市民人権劇「わたしに失敗させてよ」などの舞台発表が行われる。

 実行委の小林伶子会長(74)=同市=は「誰もが分かりやすい言葉で人権を語り合い、三木を誰にとっても居心地のいい地域にしたい」と話している。

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やる気スイッチ、三重・南伊勢町と「子育て支援協定」 地域活性を目指して

スイッチのイラスト「スイッチON」
財経新聞さま
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やる気スイッチグループホールディングスは8日、少子高齢化や過疎化対策を推進する三重県南伊勢町と、産官連携事業として「子育て支援協定」を締結したことを発表した。 やる気スイッチのノウハウを活かして保育・子育て環境を整備し、過疎地域の活性化につながる子育てと教育を支援する。

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 やる気スイッチグループは、国内外に1,600以上の教室を展開し、9万人以上の子どもたちの学びをサポートする総合教育グループ。個別指導学習塾「スクールIE」や、幼児教室「チャイルド・アイズ」、子ども向け英語・英会話スクール「WinBe(ウィンビー)」など7つのスクールブランドを展開する。

 一方南伊勢町は、2015年に1万2,788人だった人口が、2045年には約3分の1の3,892人に減少すると推計されており、過疎化が進む地方集落だ。人口減少と労働力低下に強い危機感を抱き、地方創生の重点施策として子育て環境整備を中心に、住まいづくりや雇用創出・就業支援・事業開発などの仕事づくりに積極的に取り組んでいる。今回の提携により、やる気スイッチのメソッドに沿って、未来の町を担う幼児たちの、学びの芽生えと生きる力を育む環境を整備する。

 最初の取り組みとなるのが、公立保育所で英語を取り入れた保育を行うこと。これに伴うネイティブやバイリンガルの採用も、総務省の移住促進事業「地域おこし協力隊」制度の一環として行う予定だ。その後英語だけではなく、知力・体力向上の取り組みも随時行っていく。

 やる気スイッチと南伊勢町の取り組みにより、子どもたちの無限の可能性を引き出し、個性を活かす教育がなされれば、地域に新たな産業や魅力をうみ出す人材が育つかもしれない。こうした子供たちが大人になって地元に定着すれば、急速な人口減に歯止めもかかることも、期待される。

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2018/12/07

保育士メロメロ、イケメン楽天8位鈴木らが園児交流

野球選手のイラスト(職業)
日刊スポーツさま
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北東北大学野球リーグ史上初の10連覇を達成した富士大(岩手)の西武ドラフト7位佐藤龍世内野手(21)と楽天8位鈴木翔天投手(22)が5日、岩手・花巻市の若葉保育園を訪問した。キャッチボールなどの野球だけでなく、鬼ごっこなどでも園児と交流した。

佐藤は園児から、いきなり「パパ~」と呼ばれるほど愛された。自身にも弟、妹がいるだけに子ども好きで、「1軍に上がらないと、野球をする姿をテレビで見てもらえない。『この前、一緒に遊んだお兄ちゃんだ~』って思ってもらえるように頑張りたい」。打撃練習では男女問わず、優しく丁寧に指導したが、最後には「ゴリラ先生」の愛称もついた。

イケメン鈴木は、園児だけでなく女性保育士からも黄色い声を浴びた。最初にキャッチボールを披露すると「キャー、格好良い~」とメロメロ状態。「打席に立ちたい」と名乗り出るほどの人気ぶりだった。給食も一緒の席に座って「久しぶりだし、おいしかった」と笑顔を浮かべ、「一緒に遊んだ子どもたちが将来に自慢できるような選手にならないといけない」と決意を高めた触れあいとなった。

園児らからは、ダンスや記念品のプレゼントをもらった。過去には小中学生の野球教室などを行ってきたが、保育園交流は初の試み。佐藤は「本当に楽しかった。早く結婚したいです。子ども欲しいです」と“婚活”宣言まで飛び出すほど、充実した時間を過ごした。

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太平洋戦争末期、保育所の疎開先開拓に奔走する保母たちのストーリー。映画『あの日のオルガン』

映画を見ている人のイラスト(女性)
地球の歩きかた 様
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第二次世界大戦末期に東京都品川区戸越の保育士たちが、園児たち53人を連れて集団で疎開したいわゆる「疎開保育園」の事実はあまり知られていません。小学3年生以上の学童疎開は誰もが知っていますが、自力で避難出来ない園児たちは、日に日に空爆が激しくなる東京で命の危険に晒されていました。東京大空襲で10万人以上の人々が犠牲になった際にも、多くの幼い子供達が命を失いました。「子供たちの命を守る」という執念につき動かされ、園児たちの命を守り育てた保育士たちの真実の物語『あの日のオルガン』は、2019年2月22日(金)より全国ロードショー。




しっかり者の怒れる乙女、楓を演じる戸田恵梨香さん
太平洋戦争末期、迫りくる空襲から防空壕に避難する生活が続く1944年。東京・品川区の戸越保育所の主任保母・板倉楓(戸田恵梨香)は園児たちの疎開を模索していた。一方、親たちは子どもを手放すことに反発。別の保育所・愛育隣保館の主任保母(夏川結衣)の助けもありなんとか親たちを説得するが、戸越保育所の所長(田中直樹)がようやく見つけてきた疎開先は埼玉の荒れ寺。そして、親から離れた幼い子どもたちとの生活は問題が山積みだった。


それでも保母たちや疎開先の世話役(橋爪功)は子どもたちと向き合い、みっちゃん先生(大原櫻子)はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。しかし、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。

というストーリーです。

53人の子どもたちを守るため、東京から埼玉県桶川市へ疎開させるという、大きな決断と行動に出た保母たち。昭和から平成、そして新しい時代へ語り継ぎたい真実の物語『あの日のオルガン』に、是非ご注目ください。

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