東京新聞様
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二〇一一年に神奈川県大和市の幼稚園プールで男児が溺死した事故について、
暮らしの中で起きた事故の原因を究明するため、
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二〇一一年に神奈川県大和市の幼稚園プールで男児が溺死した事故について、
原因を調査してきた消費者安全調査委員会(消費者事故調)は、
監視や救命措置が不十分だったとする最終報告をまとめる方針を固めた。
事故調関係者への取材で十四日分かった。
事故調は文部科学省と厚生労働省、
事故調は文部科学省と厚生労働省、
内閣府に、幼稚園などでの水遊びの際は指導者と監視者を
別に配置するなどの再発防止策も提言する。二十日の会合で決まる見通し。
事故は一一年七月、私立大和幼稚園で発生。
事故は一一年七月、私立大和幼稚園で発生。
屋内プールで水遊びをしていた伊礼(いれい)貴弘ちゃん=当時(3つ)=が
うつぶせで浮いているのが見つかり、死亡した。
遺族が「二度と同じ事故が起きないよう、真実を明らかにして」と申し出て、
調査対象に選ばれた。
関係者によると、事故調は、監視と指導に当たる教諭が
関係者によると、事故調は、監視と指導に当たる教諭が
一人しかいない時間帯があったことや、救急車を呼ぶのが遅れたことを問題視。
提言には、教諭への安全教育や救命措置の研修の必要があることも盛り込む。
暮らしの中で起きた事故の原因を究明するため、
一二年十月に発足した事故調で警察に情報提供などの協力を求めた初のケースだった。
最終報告は今年一月のパロマ工業(現パロマ)製ガス湯沸かし器事故に続き二例目。
プール事故では当時の担任と園長が業務上過失致死罪で在宅起訴され、
担任は今年三月、横浜地裁で罰金五十万円の判決を言い渡されている。
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