どんな制度? 幼稚園の縦割り保育のメリット3つ

日刊アメーバニュース
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【ママからのご相談】
いつも仲良くしてもらっている同学年のお友達が、
来春から子どもを幼稚園に通わせると話をしています。
わたし自身も娘を幼稚園に入れようと思っていますが、
どこの幼稚園が良いかわからず悩んでいます。
近所にある幼稚園は、“縦割り保育”が特色だそうですが、
“縦割り保育”とはいったいどういった保育なのでしょうか。

●A. 年齢に関係なく、他の子と触れ合ことができます。

こんにちは、どっふぃーです。ご相談ありがとうございます。

幼稚園選び、苦労しますよね。子どもの成長に直結する、
初めて親や家庭から離れて子どもだけで過ごす社会が幼稚園です。
今回は、実際に“縦割り保育”を採用し保育を行っている
幼稚園の園長先生にお話しを聞いてみました。

●縦割り保育のメリット3つ

●(1)通常の保育よりもたくさんの刺激を受けられる環境

『“縦割り保育”というのは、年少、年中、年長さんと年齢で分けてしまうのではなく、
それぞれの年齢から同じくらいの割合で園児を配分してクラスを決め、
そのクラスで生活をすることです。通常の保育よりも、
年上の子からいろいろなことを教わったり、
年下の子のお世話をしたりとたくさんの良い刺激を受けて生活することができます』 

通常の保育では、年齢ごとに区切られて年上のクラスや
年下クラスの子と関わりをほとんど持ちません。
“縦割り保育”だと、広い年齢の子どもと接することになり、
たくさんの刺激を受けてそれを吸収し、成長していってくれるのですね。

●(2)“縦割り”で、思いやりの心が育ちます!

『5歳の子が簡単にできることが、3歳の子にはできません。
そういったときに、5歳の子は3歳の子に一生懸命教えます。
3歳の子は、5歳の子から真剣に学ぶのです。
“なんでもできる大人”から一方的に教わるよりも、幼い同士で精一杯教え、
支えられる方がより素直に関わり合えるのです。
そして、自分が成長したとき、自分がしてもらったように
年下の子をお世話できるようになります。
思いやりの心が、“縦割り保育”で自然と身に付き、育つのです』

一人っ子の家庭に生まれたお子さんにも、
兄弟愛を感じさせることのできる“縦割り保育”。
年上の子と一緒に過ごすと、乱暴な言葉を早くから覚えてしまうのでは? 
など心配もあると思いますが、
そういった問題は成長の過程でいつか必ず通るものです。
ここではメリットを考えて、
“貴重な子ども同士での関わり合いを経験できる幼稚園”と考えましょう!

思いやりの心は、大人になっても大切なものです。
子どものころから育てていきたいものです。

●(3)同級生とのつながりがより一層深まります

『運動会の季節など、年齢によってできることが大きく変わるときは
年齢ごとの保育に切り替えます。
縦割りの時間と、同級生とだけの時間を経験することによって、
同じ年齢のお友達に親近感を抱き、自然とつながりが深まります』

いつも一緒、というわけではない分、
同年代のお友達だけになったときのうれしさは倍増です。
歳上の子からはたくさん新しいこと、高度なことを学んで経験し、
年下の子には優しく接することができるようになる……
そんなすてきな保育制度が“縦割り保育”なのです。

どんな幼稚園が良いか悩んでいるママさん、
ぜひ候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
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