子育て行員後押し、配偶者転居先の地銀紹介へ 「頭取の会」

日本経済新聞
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 全国の地方銀行64行でつくる「輝く女性の活躍を加速する
地銀頭取の会(会長・佐久間英利千葉銀行頭取)」が
12日、都内で設立総会を開いた。
子育て世代の行員を支援するため、
配偶者の転居先にある地銀で再就職できる枠組みを来年度にも始める。

 佐久間会長は設立総会で、「女性の活躍推進は必要不可欠な経営要素だ」と述べ、
子育て世代の女性が働きやすい環境を整える考えを示した。

 2014年度内に、配偶者の転勤などで転居が必要になった
正社員の行員が希望した場合、転居先にある地銀に紹介する枠組みを整える。
一度退職して別の地銀に再就職する形になる。法的な問題などを解決し、
早ければ来年度中にも第1号の事例が出てくる可能性がある。

 地銀は本店のある都道府県内の店舗がほとんどで、
行員は転居先に拠点がなければ退職するか、単身赴任を選ばざるを得ないのが現状。
全国の地銀がネットワークを作ることで、女性の就労機会を広げることができる。
もともと働いていた地銀に復職制度がある場合は、
転居先から戻ったあと復帰することもできる。
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