アナタはどうしてる?専門家に聞く、幼児期のうちに「お金の大切さ」を正しく教える方法とは

アナタはどうしてる?専門家に聞く、幼児期のうちに「お金の大切さ」を正しく教える方法とは





日刊アメーバニュース
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「お金が欲しい!」子ども達は屈託なくそう言いますが、その言葉を聞いて返答に困らない大人はどれだけいるでしょうか? お金は現代を生きる為には必要なものですが、大人になると、何故か子ども達のようには言えなくなってしまいます。
また、子ども達が大きくなると、お金を使う楽しみを覚えて来ます。“お小遣い”“お駄賃”“買い物”……大人としてどう関わるのか、悩める両親も多いと思います。
そこで今回は、親子のためのマネー教室『マネラボキッズ』代表の盛美穂さんにお話を伺い、子ども達へお金との関わり方を大人が教えるコツを教えて頂きました。
 
■ 「おこづかい」を始める前から、子どもに教えておきたいコト
子ども達対象のマネー教室と言うと、どうしても“おこづかい”をはじめとする“お金の管理のしかた”を連想してしまいますよね。
実際に盛さんも当初はおこづかいが身近にある小学生対象に教えていらしたそうですが、そのうちに「おこづかいを始める前の幼児期のうちに、お買いもの経験、お金やモノを大切にし、感謝の気持ち……など、身につけておいて欲しいことがたくさんある」と気づかれたのだそうです。
 
■お金は幸せになるための「仲間」!
お金ばかりに執着すると、“いかに楽をして手に入れるか”“他人を出し抜くか”という方向へ行ってしまいがちです。
でも盛さんは「“お金と人”は必ずセットでお金の向こうには必ず相手がいます。実はお金との関わりは人と人とのやりとりであることに気づきます。すると“感謝の気持ち”といった感情の部分が大切になってきます」とおっしゃっています。
「こういったことを幼児のうちにベースとして持っておくと、小学生になってからもおこづかいの管理だけではなくて、お金を通して社会と関わることがとてもスムーズにできるようになっていきます」
でも具体的にはどのようなことをしたらいいのでしょうか?
そんな盛さんの信条をもとに、マネラボキッズでは、ドーナツ屋さんごっこや劇を通して“おかねが働いて手に入ること”、“おかねをお財布にきちんと入れること”、“お店の人と「ありがとう」など声をかけてやりとりをする”といった要素を入れ、子ども達が「楽しい!」と思いながら自然に楽しく学べるようなプログラムにしているそうです。

■理想はお母さんが先生になること!

盛さんが目指すのは“お母さんが先生になること”なのだそうです。だからこそ、親子で一緒に参加してもらって、帰ってからもおうちで実践したり継続できるような気づきやきっかけとなるように工夫している、とのことですよ。
 
■「家族で持つ、幸せなお金」のワークショップ
マネラボキッズで行われる幼児向けワークショップの代表例が『ファミリー貯金箱づくり』。このワークショップでは、その場で家族全員で楽しみたいことを考え、そのための貯金箱を作り、“おかねを貯めること”、“楽しいことに使うこと”、“そのために待つこと”を家庭に帰ってからも家族一緒にできるようにしたもの。
あなたのご家庭でも実践してみてはいかがでしょうか。

もし子ども達を目の前に、お金のことで困った経験があったら、マネラボキッズのようなワークショップに親子で参加してみてはいかがでしょうか? 子ども達の楽しそうな表情に、パパやママもお金に対するイメージも変わるかもしれませんよ! 

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