言葉かけで子供の人生が変わる 4つの承認が大切


教育新聞様
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子育て講座「幸せな子どもが育つ親の関わり」が10月26日、都内で開催された。講師は、中高生へのメンタル・トレーニングや、小学校で保護者向けの講演などを行っているoffice imacocoの西畑良俊さん。子供への言葉かけや子供の自己肯定感、承認などについて、親が子供をどう思っているか、子供に日々どんな言葉をかけるかで子供の人生は変わる、などと話した。
同講師は「かけがえのない存在だと伝え続ければ、それが子供の心に必ず伝わる」と話した。「落ち着きがない」「何をやってもだめ」などのネガティブな言葉を言われ続けると、自分はそうなのだと子供たちが思い込んでしまうという。
「自分は大丈夫」「何とかなる」と思って過ごせる子供を育てるには、信頼が基本的に大切とした。これは、自己肯定感の根っことなるもの。
自己肯定感を育てる方法として、①大人が自分自身を信じていると子供が感じられる②大人が子供を信じて関わる③大人が自分らしく成長している自分の背中を子供に見せる――の3つを挙げた。
同講座では、「叱ること」についての話も。
記者からの質問に同講師は「子供のいいところに目を向けるのが大切」と語った。

子供が自分自身を認められるようになるために大切なのが、承認。具体的には、①成果を認める「成果承認」②頑張っていた姿勢を認める「行動承認」③子供がやろうと思った気持ちを認める「意識承認」④子供の存在自体を認める「存在承認」――の4つ。
存在そのものを認める関わりとしては、▽挨拶・返事をしっかりする▽目を見て笑顔で関わる▽話を最後までしっかりと聞く▽ほめ言葉・感謝の言葉を伝える▽怒らずに叱る――などが大切だという。また大人が「私は~と感じた・思った」と自分の気持ちを伝えるのが必要と話した。
同講師は、参加者の体験を聞いて実例を示すなど、参加者の思いに寄り添いながら、優しく声をかけていた。
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