「子ども食堂」を始めるための講座 全国から参加者


NHK NEWSWEB様
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経済的な事情から1人で食事をする機会が多い家庭の子どもたちなどに食事を提供する取り組み、「子ども食堂」を始めるための講座が、東京で開かれました。
講座は子ども食堂の活動を広げようと取り組む事務局が開いたもので、東京・千代田区の会場には主婦や会社員、会社を定年退職した人など関東や東北などから、およそ80人が集まりました。

子ども食堂は、経済的に厳しいなどの事情から十分に食事を取れない子どもや、1人で食事をする機会が多い家庭の子どもたちに食事を無料や格安で提供する取り組みで、孤立を防ぐ居場所づくりにつながるとして注目されています。
講師は、去年から都内で子ども食堂を始めた弁護士や元会社員の男女3人で、ボランティア活動として大きな充実感があるとともに、子育て世代が背負うさまざまな課題に目を向ける必要があると実感していると報告しました。そして、支援が必要な子どもに呼びかけるためには、学校や学童クラブ、それに民生委員など地域に詳しい人と連携していくことが大切だと伝えていました。
川崎市から参加した50代の女性は、「子どもたちに何かできればと思って参加しました。何ができるか不安でしたが、やってみたいと思えた」と話していました。
子ども食堂ネットワーク事務局の釜池雄高さんは、「子どもたちを地域で支える機運が全国で高まってきているので、よりよい環境作りに貢献していきたい」と話していました。
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