東京五輪に向け野球教室 元プロ選手が子どもを指導

NHK NEWSWEB様
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4年後の東京オリンピックに向けて野球の競技人口を拡大しようと、子どもたちに元プロ選手が指導する野球教室が、埼玉県所沢市で開かれました。
この教室は、所沢市が本拠地の埼玉西武ライオンズなどが開いたもので、地元の小学生36人が参加しました。コーチは、沢村賞を獲得するなど西武でピッチャーとして活躍した石井丈裕さんらが務め、子どもたちは親とボールを転がして慣れたあと、人さし指と中指と親指の3本でボールを握ることや投げ方のコツを教わりました。

このあと行ったティーバッティングでは、なかなかバットをボールに当てられず、空振りする子もいましたが、慣れてくるとコツをつかんで遠くに飛ばしていました。小学3年生の男の子は「初めて野球を体験しました。楽しくて難しいスポーツだと思いました。練習してうまくなりたいです」と話していました。
西武などによりますと、野球をする子どもは年々少なくなっているということで、中学校での競技人口は、去年、全国で20万人余りと、5年前の7割程度に減っているということです。西武ライオンズ事業部の別府学さんは「子どもの野球離れは、プロ野球全体のレベルの低下にもつながってしまう。東京オリンピックに向けて野球人口のすそ野を広げたい」と話していました。
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