【ママ朗報】子どもは「手づかみ食べ」でいいんです


YOMIURI ONLINE様
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 お子さんが離乳食から普通食に移行する時期、ついスプーンやフォークを使わせたくなりませんか? 60年以上にわたって保育の現場に立ってきた保育士の清水フサ子さんによると、1歳前後の子どもにとって、食べものを手でつかんで、なめて、かんで食べることはとても大事なこと。つまり、無理にスプーンで食べさせることは、お勧めできないそうです。子どもの「手づかみ食べ」を勧める理由を、清水さんが解説してくれます。
今年9月、共著『子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?』を出版して以来、全国からさまざまな反響が寄せられています。先日は、九州の保育園の園長さんからお電話で、「この本を読み、手づかみ食べの大切さを確信できて、目からウロコが落ちる思いです」とのお言葉をいただきました。
 子育て中の親御さんたちからも、「手づかみ食べはいけないことだと思っていましたが、良いことだと分かりました」「子どもの成長につながることが分かりました」などの感想が寄せられています。遠方の方から離乳食について電話で相談されることもあり、子育てに関わる方々の関心の高さに身が引き締まる思いです。保育園では、子どもたちは毎日、元気いっぱい大声で泣いたり笑ったりしながら、友だちと過ごしています。園庭に大きな穴を掘ったり、トンネルを作ったりする子。その周りに川を作って水を流し、橋を渡す子もいて、みんな遊びに一生懸命です。
 その中で、朝からボーッとしている子や、理由もないのにイライラして友だちに当たり散らす子、不安そうな顔をして、大人の指示を待っている子がいます。多くの場合、問題の根源が「食」にあることに気づきました。
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