銀座のオフィス街の公園に保育所建設へ 東京・中央区


NHK
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東京・中央区は、銀座のオフィス街にある公園に認可保育所を建設し、建物の屋上を公園にすることで公園の面積を減らさずに整備する計画です。都内各地で保育所の用地確保が課題となるなか、新たな試みとして注目されます。
湾岸エリアを中心にタワーマンションの建設が続く東京・中央区では、若い世帯の転入が増えていて、それに伴って待機児童の数も増え、保育所の整備が課題となっています。

こうした中、中央区は、区内の物件の賃料が高いことなどを踏まえ、銀座1丁目のオフィス街にある区立公園に認可保育所を建設する計画を進めています。計画では、およそ760平方メートルの敷地内に定員80人規模の保育所を建設したうえで、公園の面積を減らさないために、屋上を植樹するなどして公園として整備するとしています。
また、週末に銀座を訪れる買い物客など向けに幼児の一時預かり所も併設する予定だということで、区では3年後の開設を目指しています。

区は「公園機能を残すことでこれまでの利用者からも理解が得られると思う。勤務先から近いなど都心部ならではの保育所になるだろう」と話していて、都内各地で保育所の用地確保が課題となるなか、新たな試みとして注目されます。
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