子供の感性の育み方「知らない」 母親の7割


教育新聞様
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およそ7割の母親が、子供の感性を育む方法に悩んでいる――。㈱ニコンイメージングジャパンはこのほど、20歳から49歳までの母親を対象に実施した、「こども教育に関する意識調査」の結果を発表した。
調査は、同社の「カメラでココロ育む 写真教育プロジェクト」の一環として、今年10月21日から25日までの間に、WEBアンケート方式で実施。618人から有効回答を得た。
「こどもの教育において感性・理性・知性をそれぞれどの程度重視しますか」との質問では、「重視する」としたうち「感性」が73.5%と最も多く、「理性」は58.3%、「知性」は43%だった。
「こどもの感性を育むことが、重要である・やや重要である」と回答した母親614人に、感性を育みたい理由を聞いた問いでは、「表現力が豊かになるから」との回答が77.5%、「好奇心旺盛になるから」が72.1%、「芸術性が身に付くから」が64%だった。
「五感のうちこどもに伸びてほしいと思うもの」を選ぶ質問では、「視覚」が最多で75.2%、次いで「聴覚」69.4%、「触覚」67.3%、「味覚」63.3%、「臭覚」40.1%だった。
「こどもの感性を育むことが、重要である・やや重要である」と回答した母親に、さらに「感性がどのようにすれば伸びるのか知っていますか」と問うと、「知らない」(13.8%)、「あまり知らない」(56.7%)と、合わせて約7割が回答。9割以上の母親が感性を育む教育が重要であると考えている一方で、その大半が子供の感性の伸ばし方を知らないとの結果で、子供の感性を育む方法に悩んでいる実態が分かった。
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