「生活が苦しくて…」韓国で“幼児遺棄”相次ぐ=韓国ネット「深刻な問題」「国が間違った方向に進んでいる証拠」


exciteニュース様
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2016年11月6日、韓国・ヘラルド経済によると、韓国で経済状況が苦しいシングルマザーや望まない妊娠をした女性が、生まれたばかりの子どもを遺棄する事件が相次いで発生している。

先月22日、「未熟児である上に養育環境が良くない」との理由で、教会の宅配ボックスに生後5カ月の子どもを遺棄した母親(36)が逮捕された。また、9月には病院で未熟児を出産した後、救急室で治療を受けている子どもを見捨てて逃走した女性が幼児遺棄の疑いで立件された。家族とも連絡を絶ち、ホテルなどを転々としていた女性は、警察の取り調べに対し「望まない妊娠だった。未熟児を育てる余裕がなかった」と話したという。8月にも39歳の女性が「生活が苦しく、子どもを育てる自信がない」との理由で、生後5日の子どもを遺棄した疑いで逮捕された。
ソウル冠岳区にあるベビーボックスに捨てられた幼児は、2011年は24人に過ぎなかったが、12年は67人に増加した。その後も13年に224人、14年に220人、15年に206人を記録。今年は7月までですでに108人に達しており、今年も200人を超えると予想されている。
幼児遺棄が相次いでいることについて、専門家は「シングルマザーらに対する支援策が十分でない上、養子縁組に出すと隠したい個人情報が流出してしまうと誤解している人が多いことが大きな原因」と分析した。
この報道に、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。
「深刻な問題だ。少子化が加速している上、捨てられる子どもまで増加しているなんて…」
「これも全て、福祉制度を整える気がないのに、女性にただ出産するよう求める無能な朴政府のせい」
「国が間違った方向に進んでいる証拠」
「望まない妊娠をして苦しむのはいつも女性。子どもたちの父親を追跡し、責任を追及するべき」
「生活が苦しいからではない。育てる自信がない、つまり責任感がないということ」
「女性にも問題はあるが、妊娠の事実を知った途端に連絡を絶つ男性はもっと悪い」
「子どもを虐待する母親よりはまし。幸せな家庭に引き取られることを願う」(翻訳・編集/堂本)

「育てられないなら産まない。当たり前のことなのに…」
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