20代男女の2割は「結婚後も子供ほしくない」、7年前から倍増 国立青少年教育振興機構調査


産経ニュース様
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 20代男女の2割が「結婚後も子供はほしくない」-。国立青少年教育振興機構(東京)が平成27年度に実施した若者対象の子育てなどに関する意識調査でこんな結果が1日、明らかになった。同年代の子供がほしくない割合は7年前の前回調査より倍増していた。
 調査対象は全国の20~30代の男女4千人。このうち、子供のいない人の子育て願望は「夫婦生活が安定したらほしい」が27・0%で最も多く、「夫婦生活を十分に楽しんだ後にほしい」(19・5%)、「結婚したらすぐにでもほしい」(18・2%)と続いた。
 一方、「子供はほしくない」割合は24・8%に上った。前回調査(20年度)と比較できる20代のデータでは、今回が21・9%で前回の11・1%から大きく伸びた。低収入の人ほど子育て願望が低いことも明らかになった。
 このほか小学生の時までに集団活動を体験する機会が多かった人の結婚率は約5割で、少ない人に比べ約15ポイント高いことが分かった。特に「地域活動」「友達との遊び」「家族行事」を多く体験した人は、結婚割合が高かった。近所の人とあいさつする人ほど結婚や子育て願望が強いとの結果も出た。
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